最初から最後まで
ひとつの製品に向き合う

R&D本部 技術開発部
電磁グループ

R・S

入社10年目
工学部 建築学科 出身

INTERVIEW INTERVIEW

すべての段階に携わるからこその愛着
大学時代は建築を勉強していましたが、建築業界だけに限定せず「モノづくり」ができる会社を広く探していました。その中で愛知時計電機に興味を持ったのは、企画から商品化に至るまですべての段階に携わることができる、という点に惹かれたからです。ひとりの開発者として、製品に対する愛着がより一層湧くだろうと思いましたし、実際、国内の工場や海外の工場で自分が担当した製品が完成していく様子を見るたびに大きな喜びを感じています。
建築で学んだことを活かしながら
電磁流量計であれば電磁気学の知識が必要になるので、そのあたりは入社してから勉強しました。ただ、CADで図面作成をしたり、物体の構造計算をしたり、というのは建築の学問ともつながる部分なので、まったく違う分野という感覚はありませんでしたね。むしろギャップを感じたとすれば、想像以上にグローバルな会社だった、という点でしょうか。入社前は水道メーターやガスメーターという生活に密接した製品を製造していることもあり、あまりグローバルな会社ではない印象でしたが、いざ入社してみると会社全体が「変革」を掲げ、海外市場への展開を進めていた。そのため、これまで私が携わってきた製品にも、海外で販売されているものや使用されているものが数多くあります。
異なる価値観を受け入れ乗り越える
海外では国内以上に長寿命・低コストが求められることが多いので、それをどうやって実現するかが難しいところですね。その分、試行錯誤を繰り返し、課題を解決して、無事に試作製品を商品化することができたときはとてもやりがいを感じます。工場が中国とベトナムにあるので、海外出張に行き、現地の方と打ち合わせをする機会もたまにあります。文化が違えば品質に対する考え方も違うので、日本では当たり前のことを現地でも当たり前にするために、現地スタッフの指導には苦労しました。しかし、そういった困難を乗り越え、ひとつの製品が商品として完成したときは、やはりとても嬉しかったですね。
困難を自身や後輩の成長の糧に
現在の目標は、ひとつの製品を自分ひとりで、最初から最後まで担当し、商品化まで持っていけるようになること。それができれば、必然的にキャリアも積み重ねていけると思うので、どんな困難にぶつかっても諦めず、一つひとつの仕事を最後までやりきれるようになりたいですね。いろいろ苦労したり悩んだりすることはあるでしょうが、将来その経験を後輩に伝えていくこともできると前向きに考え、困難を乗り越えていきたいと思います。