- 歴史の長さと技術の高さに感動
- 大学の就職資料室で資料を見ていた時に、愛知時計電機のパンフレットを発見しました。どこの家庭にも設置されている製品を製造し、その分野では高いシェアを誇っている会社であることを知り、次第に興味を覚えていったのが入社のきっかけです。名前を見たときは正直「時計を作っているのかな?」と思いましたが、会社の歴史を知るうちに時計メーカーは前身だったんだなと理解しました。古い旅館なんかに行くと、いまだに愛知時計電機製の柱時計が置いてあったりするので歴史の長さを感じますね。しかも現役で動いていたりするので、すごいなと。
- 入社後すぐ新工場立ち上げの一員に
- 自分が入社した年は、北海道工場のリニューアルや九州工場の新設といった大型案件が続いた年でした。新しい工場を立ち上げる計画は製造工程に一通り触れられるチャンスでしたので、先輩と一緒に作業をしながら、いろいろな設備の仕組みを学びましたね。生産技術部の仕事は分担がはっきりしていて個々で動くことが多いのですが、計画の規模によってはチームを組んで連携することもあるんです。その後も四国の今治工場や中国の大連工場の立ち上げへと続いていくんですけど、そうやって新工場の計画に携わることができたのは、やっぱり1、2年目の経験があるからこそなんだろうなと思います。
- グローバル化による環境の変化
- 生産技術部における自分の仕事は、生産設備に対する要求内容を仕様に落とし込むことから始まり、設計、見積もり、計画書類のまとめ、さらに製作、設置、検証作業、現場への引き渡しに至るまで一連のプロセスを担うことです。入社して間もない頃は国内向けに製品を作るだけだったのが、時代が進むにつれて状況も変化し、特にここ数年は国内工場にとどまらず海外工場の設備計画も増えてきました。海外出張する機会も少なからずありまして、入社前や入社当初と比較すると、随分グローバルな企業になってきたなと実感しています。入社後の海外研修も当時まだなかったですから、ちょっとうらやましいですね。
- より良い設備のためにより多くの経験を
- 自分はいま水機器関連の生産設備を担当していて、実はこれも海外案件だったりするんですが、まず国内の工場で立ち上げてからベトナムの工場へ持っていくんですね。当然、自分ひとりではできない仕事なので、後輩だったり、関係部署の担当者だったり、外部の業者さんだったり、本当に大勢の人と力を合わせながら、より良い設備を作ろうと奮起しています。生産技術の仕事は、経験を積めば積むほどそれが武器になります。一層のグローバル化に対応できるよう、広い視野やフレキシブルな発想を身につけるために、現状に慢心することなくさらに経験を積んでいきたいです。